【死役所】カニの生き方 🦀

興奮覚めやらぬ朝。

普段木曜日は全休でして、三年目で手に入れたはじめての全休ということもあり、立て続けにバイト入れてオタク活動のためにせっせこ働いておるのですが…

今日は初めてのおやすみ。なぜかって?

 

…そう、余韻に浸るため。(聞いてない)

 

 

2019年11月20日

深夜0:12に放送された『死役所』について

私の感想をブワァーっと書き記すだけのブログ。

それではいってみよー!

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⚠️ネタバレ含みますのでまずはこちらから『死役所』をご覧になってから帰ってきてください!笑

ご覧になられましたか、、、?

それでは行きます🦀

 

 

 

 

 

冒頭のこのシーン。

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重岡大毅演じる高関一文が、舞台裏で手紙を読んだ後に、一人で舞台に立つシーンから始まります。

「あなたたちは信じられないかもしれないが、私はある男の感情である。男は死んでしまったが、わたしだけはこうしてこの世に残った。

あの男は感情だけ置いて死んでしまったのだ。

全く、全くどうしようもない男である。

何より、残されたわたしは一体どうなる。」

 

原作ファンな私はもう涙目。

仕草行動ひとつひとつに心奪われた。

 

 

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コンビ結成10年目にしてやっと手に入れたチャンス。お笑いの祭典『デットオアコント』への決勝進出。

「え?本物ですか?ドッキリ?」って飛び跳ねて喜ぶ高関と、そんな高関を見て内心めちゃくちゃ嬉しそうな佐尾が可愛い。

 

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発表するネタについて佐尾の家で話してるシーン。

「念願の『デトコン』か。ずっと予選落ちだったもんな。コンビ組んで10年。ようやく希望が見えてきたって感じ」

「このチャンス掴んで絶対売れてさ、二人で番組とかやりたいな」って、未来の話をする高関。もう病気で先は長くないって分かってる佐尾は「そうだな」って言うけどその表情がまた切ないんだわ。そこにまた襲いかかる症状。

 

ここで

「え、なに?下痢また?」

「あぁ、死ぬかも」

「いや本番前に死なれたら困ります」

「高関それはフリか?」

「違います」

って感じで病気に一瞬触れるのよ。

でもそんな時でも笑いに変えてしまう佐尾がお笑い芸人さんすぎて、またぐってきた。

 

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結成した時の写真をしっかり飾ってる佐尾が可愛いし、その前に本当に嬉しそうにチケット立てかける高関が可愛い。

 

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部屋から出たあと、佐尾が転んでしまい助けようとした高関は「お前、痩せた?」ってまたちょっと病気に触れる。

 

 

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そこからネタ作りのシーン。

佐尾の作ったネタを見て反り返りながら笑う高関のシーンがあるんだけど、カニすべからくのいつもの風景なんだろうな〜って思っちゃうくらい自然だった。

佐尾の作るネタの一番のファンが高関なんだろうなって感じた。

 

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本番前日の夜。

「じゃあ明日な。遅刻すんなよ」

「なるべく頑張る」

「絶対頑張れ」

 

「佐尾、絶対優勝しような」

「おう」


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ちょっとこの去り方があまりにも重岡大毅すぎたので残しとく。たまに隠しきれんアイドル感。溢れちゃってる👼🏻(笑)

 

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先輩に「いやだけど佐尾が書いたネタだからなぁ。独りよがりっていうかさ、もっと面白いネタ書けよって!付き合いも悪けりゃ感じも悪い。よくあんなのと10年もコンビ組んでられるな」って言葉に対して、「それが佐尾の持ち味と言うかね。俺、佐尾が書くネタ大好きなんすよ」って笑いながら答える高関くんに恋。

きっと佐尾は普段から飲み会とかに参加せず、背が高くて無表情だからそう見られがちだけど。高関はそんな佐尾を面白いって肯定するんだよな。最高のコンビじゃんけ🦀


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自宅で倒れた佐尾からメールが届く。

このメールも佐尾らしいっていうか。

この返信も高関らしいっていうか。

好きだ(語彙力返ってきて)

 


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デッドオアコン当日の朝。

佐尾は時間になっても来ず、思い当たる場所を探しに行く高関。

 

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走る高関くんがちょっとタイプすぎたので載せときます。スーツ×全力ダッシュ=眼福。


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ロック画面がカニすべな高関くん愛しい。


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本番も近づきカニすべからくの一本前のネタが始まる。「ごめんなさい。カニすべ棄権します。」と棄権を決意する高関。

「でも、棄権なんてしたらカニすべはもう終わりじゃないですか」とマネージャー。

「佐尾と一緒に出ないと意味ないんで。また二人で一から頑張ります」この一言!10年の重みだ。

 

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なんて諦めかけていたその時、車椅子に乗った佐尾がやってきます。

「佐尾!!!なにやってんだよ!意味わかんねえよ!!」

「すまん、ちょっと遅れた」

昨日より痩せこけて見える佐尾。

呂律も上手く回ってない。

 

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「ありがとうございました!3人とも大好きです!!」って!!車椅子押してステージへ向かう高関。


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「高関、あとで読んでくれ」って

本番前に舞台裏で佐尾から遺書を受け取ります。


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『今宵、横歩きから一歩前へ。同じ高校に通っていた二人の出会いは3年の文化祭。放送部だった佐尾の映像作品【カニすべからく】に高関が一目惚れ。そう、コンビ名の原点はここにある。二人は友達から互いを支える相方となった。カニも前を向いて歩き始める。』

ってMC役のナイツの塙さんが紹介してるんだけど本当に秀逸この文章。

 

『男の感情』を披露します。

しかし惜しくも優勝ならず。

 


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遺書を読む高関。

全てを読み終わったあと、「帰ろう。」と佐尾の車椅子を引いて帰路に着く。


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大きな

「遺書どうだった?

つまらんかった。オチがただいい話にまとめられてる感じで

お前らしくないわ。

悪いけど俺、あのネタ納得いかない。

 

「特に納得いかなかったのはな、俺に病気のこと隠してたこと。急に死なれたら、俺どうすれば良かったの?相方だろ?友達だろ!ちゃんと教えろよ!何で話してくれなかったんだよ!」

「病名が長すぎて君には覚えられないと思ったから…」

「なんじゃそりゃ!!!!もう!!」

「なんじゃそりゃ…いやもう…うん。お前らしいか。俺の好きな佐尾だわ。」

「やっぱり才能あるわ、高関にわ。」

 

このシーンでカニすべからくの関係性の全てが見えた気がする。

原作の二人の雰囲気も大切にしつつ、中島歩さんと重岡大毅さんのその場で生まれた空気感とかが滲み出ててぎゅーってなった。

動画置いときます🦀

 

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「おい、佐尾!お前まだ死なないんだろ?

なら、ネタ書け。元気な時は一緒に舞台に出て

死ぬまで芸人で居ろ。」

 

「で、死ぬまで、一緒にコントするぞ!!!!!」
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佐尾を車椅子に乗せて走っていくシーン。

ここでカニすべの二人のシーンは最後。

 

「けれど、わたしの人生はそう悪いものでもありませんでした」
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から始まる回想シーン。

もうここでまた涙腺崩壊。

 

「🦀」のイラストは佐尾作なのね。

カニすべに出会ってたった数十分なのにずっと応援してたみたいな泣き様よ。中島歩さんの表情やばい。胸苦しくなる。

 


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冒頭のシーンに繋がります。

佐尾の遺書を読みそれをポケットに入れて舞台へ立つ高関。

カニすべからくのネタ「男の感情」を思わせるネタの冒頭。


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「 最後に、相方高関へ

君にはネタを書く才能がありません。

だけど君には、人から愛される才能があります。

だから何とかなるでしょう。」

 

遺書の最後の文。

振り返ってみれば高関は肯定してくれるし、お礼めちゃくちゃ言ってるし(みんなが佐尾探してくれてる時)、佐尾が見つかって舞台へ向かう時も「3人とも大好きです!!!」って言ってたし…これは人から愛されるわってこの短い間で何回も感じた。

 

重岡大毅の演技って、どこか世間一般の人が思う重岡大毅への本人像に遠からず近からずってのがあると思うのよ。

真っ直ぐな男。

今年演じた4クールとも真っ直ぐな男ではあったけど、全部同じ演技じゃなくて。

しっかりその人を演じて、その人なりの信念を持ってるのが伝わってくるのよ。

 

正直、『死役所』の原作のファンとして「あそこまでの高関の泣き顔は無理ちゃう…」って片隅で思ってたところもあって。それは漫画的表現でもあるし、重岡大毅にそこまでは求められてないでしょうよ!って思ってたんだけど、大いに裏切られた。

亡くなった相方を想って、そしてカニすべからくとして改めて一歩前に進もうとする高関くんのぐしゃぐしゃ泣き顔。本当に最高でした。

 

出会えて良かったな〜って万歳したい気分。マンセー!!!また心動かされました。

これからの重岡大毅はどんな世界を見せてくれるのか、期待が高まる一方です。(長)

 

最後に動画で締めます。